久留米まちゼミ 掲載メディア
中心商店街で学ぶ「まちゼミ」久留米で始動 プロ伝授の38講座
2013年11月17日 西日本新聞 ( 朝刊 ・ 筑後版 )
◆ 中心商店街が学びの場に
◆ まちゼミ 久留米で始動
◆ 25日から プロ伝授 多彩に38講座
料理人直伝のご飯の炊き方、
遺言書の書き方講座― 。
久留米市の中心商店街の店主らが、プロならではの専門的な知識やコツを客に教える「まちゼミ」( 久留米商工会議所 街元氣プロジェクト主催 )が25日に始まる。地域ににぎわいをもたらす手段として各地に広がっている取り組みを導入。第1弾として、12月24日まで展開する。
まちゼミは、愛知県岡崎市で2002年に始まった。全国どこでも開催できるのが特徴で、空洞化が進む中心商店街に人を呼び込む方法として注目を集めている。小売り・流通の専門雑誌「商業界」11月号で「まちゼミ徹底研究」も特集されたほどだ。
8~10月には、参加予定の店舗を対象に「岡崎まちゼミの会」代表の松井洋一郎氏を招いて計3回の講演会や実習を実施。「お客様との交流を通し、中心市街地の活性化を目指す」など、開催の目的を共有した。
今回は、久留米ほとめき通り商店街(10商店街)と、あきない通り問屋街の28店が参加。地元の日本酒の歴史をひもときながら味わえる「筑後のお酒を知るはじめの一歩」や、カメラマンから教わる「魅力的な写真の写り方教室」など計38講座を予定している。
最大の特徴は、店側が客に対してセールスや勧誘などをしない点。あくまで専門店のファンを増やすことが目的だ。期間中、複数回開かれる講座も多く、自分のスケジュールに合わぜて参加日時を選べそうだ。
各世帯に配られる市広報紙「広報くるめ」( 11月15日号 )にチラシが折り込まれる。受講は無料だが、講座によっては材料費がかかることがある。22日から各店で受け付けスタート。高校生以下は、保護者同伴での参加が望ましい。
問い合わせは、久留米商議所商業振興課 0942-33-0214